今日(2009-02-11)は、サッカー日本代表×オーストラリア代表の試合が
新横浜の日産スタジアムで行われる。

サッカーファンである妻は、その観戦のため車椅子の後ろに荷物満載のデバッグを背負い、とことこ一人で出掛けた。
私は、明日仕事があるため置いてけぼりである。
妻の様子を見て人は「なんてのんきで元気な車椅子に乗ったおばさん」と思うだろう。
しかし、それはちょっと違う。
妻は、激しい痛みを抱えている。それは、「中枢痛」とか「求心路遮断痛」などと呼ばれる痛み止めの効かない現在の医学では治せない痛みである。
ペインクリニック神部病院のWEBサイト「痛みとは何でしょう」のページでこんな資料を見つけた。

 http://caeser.or.jp/kambe/main_page/painclinic/pain/whats_pain.html

 痛みの感じやすさ(疼痛閾値)

1 閾値を下げる(痛みが強くなる)因子
 不眠、疲労、不安、恐怖、怒り、悲しみ、うつ状態、社会的・個人的孤独感、苛立ち
2、閾値を上げる(痛みが和らぐ)因子
 人とのふれあい・会話、気分の高揚、熟眠、気晴らし、楽しいことへの集中、やすらぎ

妻は新横浜で、友人に会う約束もしている。
「気晴らし」に旅行に出掛け「人とふれあい会話」し「楽しいことへ集中」し「気分を高揚」させる。
これは、妻が六年近く痛みと対峙してきて、努力して身につけた痛みの緩和法である。
・・・・・・たぶん。




2009-02-11 13:12