頭の中を整理するためにメモってみました。
「脊髄損傷後疼痛」
2004年の 日本せきずい基金「脊髄損傷に伴う異常疼痛に関する実態調査報告書」によると、脊髄損傷後に痛みを発症させているケースは全体の75.3%、まったく痛みのない者は19.2%、生活に支障のある痛みをかかえている者は26%、となっている。
「脊髄障害性疼痛症候群」
厚生労働省脊髄障害性疼痛症候群の実態の把握と病態に関する研究班(代表 愛知医科大学 牛田享宏先生)により研究が進められている。今年度で3年目。
「神経障害性疼痛」
神経系の一次的な損傷や機能異常が原因となる、またはこれによってもたらされる疼痛であると国際疼痛学会により定義されている。
「中枢痛」
脳、脳幹、脊髄の神経障害性疼痛のこと、中枢性の神経障害性疼痛とも言われる。Scott Fishman著「心と体の痛み学」では「中枢痛を持ちながら普通の生活を送っている人は30%にも満たず、自殺する患者も少なくないことがわかっている。」とその厳しい状況を指摘している。
「求心路遮断痛」
求心路が遮断された患者の数%から10%程度に疼痛が出現し、多くの例で、求心路遮断痛を生じている領域では、感覚脱失あるいは痛みに対する閾値が上昇しているにもかかわらず、耐え難い自発痛が生じることがあるとされる。幻肢痛もここに含まれる。
「線維筋通症」
全身に激しい痛みが生じる病気である。 原因は不明。血液検査、CTスキャン、MRIなどの検査をしても異常がなく、治療法も確立されていない。家内も線維筋痛症の専門医からは「線維筋痛症」と診断されているが、一般に脊髄損傷後疼痛と線維筋痛症は別の病気と見られている。
全国の、脊髄損傷後の疼痛と闘う仲間の協力を得て、自己紹介や、症状をまとめました。是非ご活用下さい。↓