【慢性痛・・・???】
痛みは、もともと警告信号。身を守るためのはたらきです。でも、その警告信号が故障し、用も無いのに激しい痛みを感じてしまうことがあるとしたら・・・
1980年代ころから、医学の進歩に伴って、こうした無用な痛みがあることがわかってきました。
痛みは、もともと警告信号。身を守るためのはたらきです。でも、その警告信号が故障し、用も無いのに激しい痛みを感じてしまうことがあるとしたら・・・
1980年代ころから、医学の進歩に伴って、こうした無用な痛みがあることがわかってきました。
研究者の先生方は、警告信号の痛みを「急性痛」、無用な痛みを「慢性痛」と名づけて区別することにしました。「急性痛」は悪いところが見つかれば、治すことができるかもしれません。でも、「慢性痛」はそう簡単にはいきません。何しろ、いろいろな要素が交じり合い、複雑に絡み合っているからです。さらに、困ったことに慢性痛にいわゆる痛み止めの薬はほとんど効果がないのです。
でも、こうした考え方はまだまだ一般的ではありません。なので、「慢性痛」の患者さんは、例えば整形外科へ行って治らず、内科に行っても治らず。原因を見つけてほしくて、散々検査に明け暮れ、...いくつも医者めぐりをして、くたびれ果ててしまいます。
さらには、ほんとは痛みの原因ではない異常を見つけてもらって、必要の無い手術に踏み切ることも・・・
もう一つ大変なのは、痛みは目に見えず本人しか分からないということ。ですから、原因の特定できない痛みを訴える患者さんは、うそつき、怠け、心の病気などと思われてしまいがちです。
従って「誤解」や「無理解」という周りの攻撃から自分を守らなくてはならなくなります。
・・・以上、医学には素人のおっさんのつぶやきでしたとさ。皆様、よいゴールデンウィークをお過ごしください。