2014年04月

【慢性痛・・・???】
 痛みは、もともと警告信号。身を守るためのはたらきです。でも、その警告信号が故障し、用も無いのに激しい痛みを感じてしまうことがあるとしたら・・・

 1980年代ころから、医学の進歩に伴って、こうした無用な痛みがあることがわかってきました。

 研究者の先生方は、警告信号の痛みを「急性痛」、無用な痛みを「慢性痛」と名づけて区別することにしました。「急性痛」は悪いところが見つかれば、治すことができるかもしれません。でも、「慢性痛」はそう簡単にはいきません。何しろ、いろいろな要素が交じり合い、複雑に絡み合っているからです。さらに、困ったことに慢性痛にいわゆる痛み止めの薬はほとんど効果がないのです。

 でも、こうした考え方はまだまだ一般的ではありません。なので、「慢性痛」の患者さんは、例えば整形外科へ行って治らず、内科に行っても治らず。原因を見つけてほしくて、散々検査に明け暮れ、...
いくつも医者めぐりをして、くたびれ果ててしまいます。
 さらには、ほんとは痛みの原因ではない異常を見つけてもらって、必要の無い手術に踏み切ることも・・・

 もう一つ大変なのは、痛みは目に見えず本人しか分からないということ。ですから、原因の特定できない痛みを訴える患者さんは、うそつき、怠け、心の病気などと思われてしまいがちです。
従って「誤解」や「無理解」という周りの攻撃から自分を守らなくてはならなくなります。

・・・以上、医学には素人のおっさんのつぶやきでしたとさ。皆様、よいゴールデンウィークをお過ごしください。

【ブラックジャック症候群】Wsopedia(ウソペディア)より転載・・
 ブラックジャック・コンプレックス(ブラックジャック症候群)とは
、医療や医師に高い理想を追い求め続ける患者の「依存的願望」を指摘したシンドロームの名称。
 手塚治虫氏の漫画『ブラックジャック』のような、どんな病気も治せ
てしまうスーパードクターが必ず現れると信じ、過剰な検査や手術などを求める状態の患者やその家族の状態を表すことば。
《概 論》
 某国の女流作家コレッテ・ダメリングが20XX年に提唱した概念。ダメ
リングは著書において、「医療に限界はなく、病気は医者が治すべきで、原因さえも見つけられない医者はヤブ医者だ」という思い込みによって、患者が本来持つ快復力・治癒力を十分に発揮できずにいる病態を「ブラックジャック・シンドローム」と表現している。
 また、「高度に発達した検査技術は、医療の改善に貢献したことは間
違いない。一方で、検査に現れないものは"無い"ものとしてしまい、患者を機械のように捉え、患者の苦しみに寄り添うという医療本来の目的をおろそかにしてしまった。そのため目に見えない症状に苦しむ患者を切捨てる結果になってることに対する警鐘のための概念である。」ともダメリングは述べている。
《参考URL》
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF
 
2014年4月1日

↑このページのトップヘ